あなたのシミはどのタイプ?シミの特徴まとめ
一言で「シミ」と言っても、色んなタイプのシミがあるということをご存じですか?タイプによって成り立ち方が全く異なり、現れ方もそれぞれ違って来ます。
どのような原因でできるシミがあるのか?自分のシミはどのタイプなのか?を知ることによって、シミの予防や今あるシミの緩和に役立ちます。1つずつチェックしていきましょう。
老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
蓄積した紫外線ダメージが原因となって現れるシミが「老人性色素斑」。最も多いタイプのシミですね。シミになる原因にはさまざまな物がありますが、最も身近であり知られている原因として対策されていることが多いタイプのシミでもあります。
老人性色素斑は紫外線を受けてからある程度の時間が経過してから現れます。肌のターンオーバーにより、徐々にメラニン色素が沈着している角質が表面に出てきてしまうためですね。
加齢に伴ってシミが出現するので「老人性」という名前が付いています。少しショックな名前ですね。
老人性色素斑の特徴はハッキリとした輪郭
老人性色素斑は、薄茶色で輪郭がはっきりとしているのが特徴です。形は楕円形や類円形をしています。シミになっている部分とそうでない正常な肌との境目がくっきりとしていて目立つため、気にしている人はとても多いようです。
炎症した部分の色素沈着
肌が炎症を起こした部分が跡となってしまい、そのままシミと化すことがあります。このタイプのシミには名前らしい名前は付いておらず、単純に「色素沈着」と呼ばれることがほとんどです。炎症によって発生するので年齢は関係なく、何歳の人でも起こり得る可能性のあるシミです。
このタイプのシミが発生しやすい原因はニキビです。ニキビはできてしまった段階で適切な処置をすると跡もなく治ります。しかし、潰してしまったり、放置してしまったりすると、ニキビ跡になってしまい、そのままシミになってしまいます。紫外線ダメージによって悪化することがありますので、注意してください。
ニキビ以外であれば、肌のかぶれや火傷などが原因となることもあります。どの場合においても、赤いうちに病院で適切な処置を受ければ跡を残さずに治すことができるかもしれません。茶色くなる前、赤いうちに病院へ行きましょう。
炎症した部分の色素沈着は炎症の形のままシミになる
炎症による色素沈着でできるシミは、炎症を起こした場所、形がそのままシミとなります。そのため、「あの時の炎症のものだ」と気付くことも多いでしょう。
気付きにくいのが背中など見えにくい部分の色素沈着。背中にニキビができやすい人は普段から気を付けてケアをしているかもしれません。しかし、ストレスなどで一時的にニキビができてしまった人の場合、気付かないまま放置してしまっていることがあります。
雀卵斑(じゃくらんはん)
「雀卵斑」とはいわゆるそばかすのこと。先天性であることがほとんどです。生まれつき持っていた雀卵斑が思春期や妊娠期に目立つようになることもあります。
雀卵斑は先天性の物ですが、紫外線を受けることで悪化します。「そばかすがあるけど薄いから気にしないでおこう」と放置してしまうと、どんどん濃くなって気付けばメイクでも隠せないほどになっていることもあるようです。
雀卵斑の特徴は幼い頃からあることと細かい粒状であること
雀卵斑の特徴の1つは、幼い頃からあるということです。先天性のシミなので、産まれた頃から持っています。産まれた直後はなかったとしても、十歳になるまでには出現しているでしょう。
そしてもう1つが、細かい粒状のシミがたくさん頬に散らばるように出現しているという点です。その他のシミの場合、ある程度の大きさの物がまばらに出現することがほとんどです。
砂糖じみ
これは知らない人が多いかもしれません。実は白糖を摂取することによってシミができることがあるのです。これを「砂糖じみ」と呼びます。
糖分を過剰に摂取してしまうと、体内でタンパク質と結びついて「糖化現象」を起こします。糖化現象が起こると肌が黄色く固くなり、ターンオーバーが鈍化してしまいます。そして最終的にシミになってしまうのです。
砂糖じみは黒ずみが広がるようなシミ
頬から耳の付け根付近から黒ずんで広がるようにできるシミは砂糖が原因のシミです。このようなシミがある人は食生活を見直す必要があります。自炊をしていないと自然とあらゆる食品から砂糖を摂取してしまいますから、自炊をするところから始めてみましょう。
肝斑(かんぱん)
最も特殊なタイプのシミが「肝斑」です。これまで紫外線ケアや美白ケアを怠らずに頑張ってきたのにシミになったのであれば、肝斑の可能性があります。
肝斑は30代から40代の日本人女性に多いシミだと言われている特殊なシミです。ホルモンバランスが影響しているようです。生活やストレスでホルモンバランスが乱れた場合にも発生することがありますし、妊娠や低用量ピルなどの経口避妊薬の影響で発生することもあります。
肝斑は両頬・額・下あご・鼻の下などに左右対称で出現する
肝斑の特徴は、両頬・額・下あご・鼻の下などに左右対称で出現するという点です。他の原因でできるシミは左右非対称なので、肝斑であればすぐに肝斑であるとわかるでしょう。また他のシミよりも輪郭がはっきりとしていないぼんやりとした形で現れます。
肝斑以外のシミはシミの飲み薬で薄くできる
こちらで紹介した肝斑以外のシミは、シミの飲み薬で薄くすることができます。砂糖じみも特殊なシミではありますが、肌を健康にしてターンオーバーを活性化することで薄くすることができます。糖の代謝を良くすることが重要ですので、ビタミンB1が入っているシミの飲み薬を選んでください。肝斑のみ、肝斑専用の特別な飲み薬やケア用品が必要になります。
どのタイプのシミであれ、ケアを始めてから結果を出すまでそれなりに時間が掛かります。シミが気になり始めたら自分のシミのタイプをチェックして、適切な対処をしましょう。
シミの対策についてはこちらのページにまとめてありますので、参考にしてください。
⇒シミ対策は何が最適?飲み薬から美白コスメまで、シミの対策をまとめてみました。