シミ内服薬の定番成分、L-システイン。国内最大含有量が240mgですが、ほとんどのシミ内服薬で240mgのL-システインが配合されています。
L-システインはシミへの効果が認められている成分なので、シミを消したい人は積極的に摂取したい成分!ではありますが・・・
中には、体質的にL-システインが合わない人もいます。肝臓に作用する成分なので、気分や体調が悪くなる人は珍しくありません。
シミ内服薬には必ずと言っていいほどL-システインが含有されているので、L-システインが合わないとなると、ほとんどのシミ内服薬を服用することができません。
では諦めて外側からのケアしかないのか?というと、そういうわけでもありません。L-システインのように薬効が認められているわけではありませんが、シミを薄くする効果が期待できる成分が含まれているサプリメントが販売されています。
シミを消す薬の場合、配合されている成分は大体決まっています。ビタミンC、L-システイン、パントテン酸カルシウム、ビタミンEなどです。
サプリメントに配合されている成分は多種多様です。そのため、シミを消す薬よりも大きく効果に個人差が出ることになるでしょう。
自分に合ったサプリメントと出会うことができれば、その恩恵をしっかりと体感することができるでしょう。このページでは、シミの緩和に有効だとして評判の良いサプリメントを3つご紹介いたします。
- マスターホワイト
- ホワイトショット インナーロックIX
- 馬プラセンタファインサプリメント
この3つはシミの防止や緩和、美肌に良いということでとても評判が良いサプリメントです。どれが一番良いと言うのは難しく、人によって、合う・合わないがあります。
どのような成分が配合されているか?どのようにしてシミにアプローチしてくれるのか?といった情報を比較し、ご自身に一番合っていそうなサプリメントをチョイスしてみてください。
マスターホワイト。桜とバラのエキスで花のような肌に
マスターホワイトには、エラスチン、ヒアロコラーゲン、ザクロ果皮エキス、プロテオグリカン、エディブルシルクなどの多種多様な成分が含まれています。その中でも注目したい成分は「桜の花エキス」と「バラ花びら抽出物」です。
バラの花びら抽出物は、現在では多くの化粧品に配合されているので、「バラが美肌に良い」とご存知の方は多いかもしれません。バラにはポリフェノールの一種であるオイゲニンという成分が含有されています。
その成分にはメラニン色素を生成する酵素を阻害する効果が期待できます。そのため、紫外線を浴びても新しいシミができるのを防いでくれるのです。新しいシミを作りたくないという人は、日焼け止めとバラの花びらエキスが良いかもしれません。
肌の糖化現象とは?コラーゲンを破壊する糖化生成物の発生を防ごう
珍しいのは桜の花エキス。近年になって桜の花びらから抽出するエキスを摂取することで、美容・健康効果が期待できると言われるようになりました。
バラの花びらエキスに期待できる効果は抗酸化作用とメラニン色素の生成となります。対して桜の花エキスには主に抗酸化作用と抗炎症作用、そして抗糖化作用を期待することができます。
肌の糖化とはあまり耳慣れない言葉ですが、美肌を求める人にとってとても重要な現象です。体内のタンパク質・脂質・糖分は結びつくと「糖化生成物」という物質に変化します。
糖化生成物は肌のコラーゲンを破壊します。その結果、肌の老化を促すこととなるのです。
肌が黄色くくすんだり、ハリや弾力がないと感じているのであれば、この糖化現象が進んでいる可能性があります。
肌がこのように不健康な状態になってしまうとターンオーバーも遅くなってしまい、メラニン色素が肌の中にずっと滞在し続けることになってしまいます。こうした現象を回避するためにも抗糖化作用のある成分を摂取することはとても大事なことなのです。
マスターホワイトにはこのようにあらゆる肌の美容・健康成分が配合されています。そのため、肌の新陳代謝を促してくれる効果が期待できるのです。肌が健康になり、しっかりと代謝が行なわれると、シミも早く排出される結果になります。
ホワイトショット インナーロックIX。ブランノール(R)EXとメロングリソディンの強力タッグ
ポーラの大人気美白サプリメント、ホワイトショット インナーロックIX。一時は売り切れで入手困難になった時期もありました。
価格は1ヶ月分で6,696円と決して安価ではありません。それでも売れ続けているのは、やはり実力が伴っているからなのでしょう。
ポーラのオリジナル美肌成分・ブランノール(R)EXのパワー
ホワイトショット インナーロックIXに含有されている成分で最も注目したいのはブランノール(R)EXです。これはポーラが独自に研究開発したオリジナルの美肌成分で、他のサプリメントには含まれていません。
ポーラは、ブランノール(R)EXにはメラニンを合成する酵素・チロシナーゼの阻害を行う効果が期待できると発表しています。チロシナーゼの阻害を行うことで、新しいシミの発生を抑え、今あるシミを淡色化することができると説明しています。
シミ飲み薬に欠かせない成分であるL-システインも、「チロシナーゼの阻害を行う」といった効果が認められて重宝されている成分です。薬効が厚生労働省に認可されているわけではありませんが、長年化粧品を研究開発し続けているポーラのオリジナル成分。それなりに効果を期待しても良いのではないでしょうか。
L-システインは肝臓に作用するので、そのせいで気分が悪くなるという人がいます。ブランノール(R)EXはポーラの発表を見る限りでは、肝臓に作用することはなさそうです。L-システインが無理だけど、L-システインのシミ消し効果は欲しい・・・という人にとって、試してみる価値のあるサプリメントですね。
ブランノール(R)EXともう1つ注目しておきたい成分は、メロングリソディンです。メロングリソディンは、メロンが腐るスピードを遅くさせる成分です。
「腐るスピードを遅くする」ことは、イコール酸化に対抗している「抗酸化作用」が働いているということです。抗酸化作用のある成分はメロングリソディン以外にもありますが、メロングリソディンは中でも特に強い抗酸化力を持っている成分と言われているのです。
加齢による酸化現象にも効果が期待できるとされており、アンチエイジング成分として注目を浴びている成分。ブランノール(R)EXと合わせれば、かなりの美肌効果が期待できますね。シミを薄くすることも不可能ではないかもしれません。
馬プラセンタファインサプリメント。成長因子でアンチエイジング
言わずと知れた美容成分、プラセンタ。今ではドラッグストアや通販などでプラセンタ含有の化粧品や健康食品が多種多様に販売されています。
一言で「プラセンタ」と言っても、価格によって大きく質が異なります。もちろん、質が良い物はそれだけ美容・健康に良い結果をもたらしてくれます。
プラセンタには「成長因子」と呼ばれる成分が含有されています。プラセンタ以外では摂取することが難しい成分です。この成長因子には、細胞を増やしたり、修復したりといった効果が期待できます。
そのため、一度はたるんでしまった肌のハリを取り戻したり、ターンオーバーを活性化したりといったあらゆる美容効果が期待できるのです。成長因子以外にもたっぷりと健康・美容に良い成分が含有されていますので、相乗効果も期待できますね。
なぜ馬プラセンタ?継続性と効果のバランスが一番良いから
安価で販売されているプラセンタ化粧品やサプリメントには、多くの場合、豚の胎盤エキスが利用されています。豚は出産回数が多いため、採取しやすいのです。
人間の美容・健康に最も適しているプラセンタはヒトプラセンタ。人の胎盤から採取するプラセンタエキスです。これは市販されておらず、病院で治療などに使われています。
生態が人に近ければ近いほど、人に有効なプラセンタになると言われています。そのため、出産回数が人より圧倒的に多く、産む数も全く異なっている豚のプラセンタエキスはベストとは言えません。
とは言ってもヒトプラセンタは簡単に購入することはできません。動物プラセンタの中から最も良い物を選ぶことがプラセンタ摂取のためには重要となります。
羊プラセンタが一番人の生態が近く効果的だと言われていました。しかし近年、羊が持っている伝染病が人の体に影響することが危険視されています。
安全確保のため、日本政府は食品・化粧品などに使用しても良い羊の原産国を限定しています。どうしても市場に出回る量は少なくなる上に、価格が高くなります。
価格が高くなれば継続することが難しくなります。サプリメントで効果を体感したいのであれば、大事なことは「継続して飲み続けること」です。価格が高いと継続することが難しくなってしまいますね。
こうした状況を踏まえた結果、サプリメントで摂取し続けるプラセンタとして「馬」のプラセンタが重宝されています。馬は一年に一度しか出産しないといった生態をしています。それが人と近しいため、体になじみやすいと言われているのです。
サプリメントは千差万別。まずは半年試してみよう
ここまで3種類のサプリメントをご紹介してきました。サプリメントは企業が独自に研究開発している物が多く、シミや美肌へのアプローチの仕方がそれぞれ違っています。
半年ほど服用を続けて、何の効果も感じなければ、そのサプリメントはあまり合っていないと考えられます。おなかの調子が悪くなったり、生理がいつもと違うといったりした違和感があれば、すぐに服用を中止しましょう。
安価なサプリメントは続けやすいというメリットはありますが、実際にシミへアプローチしてくれるかというと、あまり期待のできない成分のものばかりです。サプリメントで効果が期待できそうな物となれば、こちらで紹介した価格帯の物になってしまいます。
安価でシミに効果のある物を、と考えるのであれば、やはりサプリメントよりも第三類医薬品のシミ内服薬の方が良いと管理人は考えています。L-システインが苦手なのであれば、L-システインの含有量が少ない物、含有されていない物を探すなどしてみるといいかもしれません。
ほとんどのシミ内服薬ではL-システインが240mg配合されています。少ない物だと160mgの物があり、有名どころだとハイシーホワイト2、ロスミンローヤルがそれに当たります。
ただ、L-システインを240mg配合していないシミ内服薬はそれ以外の成分にこだわって作られていますから、サプリメントに近い価格帯になってしまっている物が多くなっています。ハイシーホワイト2は45日分で5,780円、ロスミンローヤルは1か月分4,800円(初回のみ1,900円)です。
自分が毎月いくらまで無理せずシミのためにお金を出せるかといったところを考えて、もし気になるサプリメントがその予算内に収まるのであれば、サプリメントを服用してみるのもアリでしょう。